研究課題/領域番号 |
17K15810
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 京都医療科学大学 |
研究代表者 |
霜村 康平 京都医療科学大学, 医療科学部, 講師 (10638274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 骨物質含有量 / transXend検出器 / イメージングプレート / エネルギー特性 / Dual energy subtraction / 骨構造の除去 / 腎結石 / Imageing plate / 骨密度 |
研究成果の概要 |
TranXend検出器の原理を用いて,人体における骨構造および骨密度の抽出と腎結石の検出の開発を行った.現在利用されるDual energy subtraction法において問題となるモーションアーチファクトや被ばく線量の低減を可能とし,実臨床状況において骨物質の含有量と骨構造を除去した軟部組織画像の作成を可能とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
X線撮影におけるDual energy subtraction(DES)法は,骨構造を画像より除去した軟部組織画像を作成することで肺野内微小病変の検出能の向上だけでなく,読影時間の短縮にも有効である.しかし,従来の胸部X線撮影と比較して,被ばく線量もしくはモーションアーティファクトによる影響を増加させる欠点があった.本研究は,transXend検出器の原理を用いて骨画像および軟部組織画像を取得することを可能とし,DES法の欠点を解消した新たなX線撮影法を開発した.本研究結果は,被ばく線量の低減および,多忙な医療現場の業務負担改善が期待できる.
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