研究課題/領域番号 |
17K15820
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
沢田 かほり 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50624889)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / 好中球 / 腸内細菌 / 好中球機能 / ビッグデータ |
研究成果の概要 |
本対象に検出された腸内細菌320属のうち、90%以上の対象者が保有していたのは18属であり、その内容に60歳未満と60歳以上で違いはみられなかった。60歳未満では18属うち2属の占有率(一人の対象者から検出された細菌属のリード数の総和に対する個々の細菌属のリード数の比)と好中球機能に関連がみられたが、60歳以上では関連がみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで免疫機能と腸内細菌の関連について細菌叢に着目した研究はほとんど行われていなかったが、本結果より、「9割以上の人が共通に保有している細菌属の構成に年代による違いはないが、その占有率と好中球機能との関連が60歳未満に比べ60歳以上では薄くなることから、“加齢に伴う免疫老化に腸内細菌叢が影響している可能性”」が示唆された。一方で、対象の1割しか保有していない細菌属の方が圧倒的に多いことから、今後は構成菌の比率だけでなく、その機能性にも着目した解析を行っていく必要がある。
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