研究課題/領域番号 |
17K15828
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高杉 純司 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (40796033)
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研究協力者 |
三輪 佳織
岡崎 周平
渡邉 嘉之
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 認知症 / 頚動脈狭窄 / 皮質微小梗塞 / 微小梗塞 / 血液バイオマーカー |
研究成果の概要 |
内頚動脈狭窄患者において,DIR画像を用いた3T MRI検査により検出される皮質微小梗塞(CMI)と臨床的・画像的特徴,血液バイオマーカー及び認知機能との関連を検討した.内頸動脈狭窄症患者においてCMIは患側で有意に多く,プラークの不安定性を反映するプラーク内出血と関連したことから,CMIの機序としてプラークからの微小塞栓の関与が考えられた.また皮質微小梗塞は認知機能の低下と関連した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,内頚動脈狭窄患者の診療指針は,狭窄度や虚血性脳卒中の有無に基づいて為されてきた.本研究の成果から,内頚動脈狭窄患者において不安定プラークは,狭窄度に関わらず皮質微小梗塞のリスクを増し,その結果認知機能障害を起こしうることが明らかとなった.そのため,皮質微小梗塞のリスクの高い内頚動脈狭窄患者に早期に治療介入することで,近年増加する認知症発症を予防できる可能性があり,新たな診療指針へと繋げることが肝要である.
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