研究課題/領域番号 |
17K15835
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
竹内 文乃 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80511196)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 疫学統計 / ライフコース疫学 / 環境疫学 / 疫学統計学 / 出生コホート / 同時モデル / 条件付モデル / 疫学研究 / ライフコースアプローチ |
研究成果の概要 |
本研究は、環境化学物質のように、単一のリスク因子としての健康影響は小さいが、複合的な曝露や、人のライフコースにおける特定の時期(胎児期や乳幼児期等)の曝露が問題となるようなリスク因子を対象とした疫学研究において、曝露状況が経時的に変化するような状況に対応する統計モデルを整理し、実データに適用することを目的として実施された。 本研究では、1700名程度の出生コホートデータ(子どもの成長発達を胎児期から追跡する疫学調査)に対して同時モデルや条件付きモデルを適用し、経時的に変化する曝露状況が対象児が5歳の段階でのアレルギー疾患発症有無に対して、様々な交絡因子を調整した上でどう影響するかを評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ある時点でベースライン調査を行い、その後対象者を追跡して疾患発症を捉えていくような、おもに成人の生活習慣に起因する慢性疾患を対象とした従来型の疫学調査研究はこの数十年でコホートや調査体制が確立されてきた。それに対して近年は複合的な、より経時的な、より曝露が影響する時期が限定されているといった繊細なデータ解析を必要とするリスク因子を疫学的に評価することが求められてきている。 本研究では、従来型の疫学調査だけでは評価しきれない、子供の成長発達に影響する経時的に変化する曝露や疾患をとらえるライフコース疫学研究に対する統計解析的方法及びその解析事例を提供した。
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