研究課題/領域番号 |
17K15848
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
|
研究機関 | 東京医科大学 (2018-2019) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
馬場 俊明 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (20781016)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 産後うつ病 / mHealth / 行動活性化 / 費用効果分析 / スマートフォン / 周産期 / うつ病 / ウェブアプリ / 経済評価 / 費用効果 / RCT / 認知行動療法 |
研究成果の概要 |
本研究は、薬物療法や精神療法の継続が困難な産後うつ病を持つ女性のために、効果の面で劣らず、アクセスが容易で、かつ費用効果に優れた治療法を開発することを目的とした。成果は、1.スマートフォン用の産後うつ病に対する行動活性化ウェブアプリが開発された、2.パイロット研究により実施可能性が確かめられた、3. 出産数の多い2ヶ所の公立基幹病院で無作為化比較試験を開始することができたこと、が挙げられる。一方、研究期間内に十分な研究参加者を集めることが完了できなかった。新型コロナウィルス蔓延後、産後検診を控える傾向が指摘されているため、リクルート施設数または方法を再検討し、無作為化比較試験を完了したい。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通院や精神療法の完遂が困難な産後うつ病の治療を目的としたスマートフォン向けの(ウェブ)アプリケーションの開発と科学的な効果評価、および費用対効果の評価という、研究者の知りうる限り世界で初めの課題に取り組んだこと、また、実際にアプリケーションを開発し、パイロット試験を完了したことで、科学的な効果評価への基盤を築くことができたことが本研究の学術的意義である。
|