研究課題/領域番号 |
17K15859
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
曹 洋 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (70793751)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒ素 / 有機ヒ素化合物 / アルセノシュガー / 和食 / 安全性 / 生活習慣病 / 食の安全 / 脳中枢神経障害 / 海藻 / 昆布 / 毒性 / 海産物 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
近年、海藻類や魚介類に含有する有機ヒ素化合物の生体影響が懸念され、また食事の仕方を加味した生体影響の解明は不十分である。本研究では、国内産の昆布や海苔を研究対象として、ヒ素の化学形態や毒性を解明し、さらに調理や胃腸での消化など物理・化学的作用も検討した。昆布や海苔のアルセノシュガーは、調理温度及び胃内消化酵素などからの影響は認められず、どの実験条件でも無機ヒ素への変換がなく、毒性の増加は確認されなかった。国際社会にて問題となっている、妊婦(胎児)や乳幼児において食事からのヒ素摂取と脳機能障害に関する懸念に対して、本研究の成果は当該問題に対して社会的意義を持つと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、海産物中有機ヒ素化合物の毒性評価と調理形態による安全性に係わる学術的情報が得られた。これらの研究成果は、国際食となった「和食」の安全性や海産物を多食することによる相対的な体内ヒ素摂取の増加において、予防医療の視点から重要な情報を提供したと判断する。これらの研究成果は生活習慣病の予防に対して海産物摂取が増加している国際社会への貢献にも寄与し、社会的意義を持つ研究であった。
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