研究課題/領域番号 |
17K15861
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
戸次 加奈江 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (00722084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イソシアネート / 室内環境 / 固体捕集 / ガス / 粒子 / LC-MS/MS / 室内空気 / 陽イオン交換樹脂 / SVOC / 二次生成 |
研究成果の概要 |
本研究では、室内外の環境中で有害性が指摘されるイソシアネートについて、フィルターと個体捕集の組み合わせにより粒子及びガス状成分を対象とした新たな測定方法(GFF_SCX-DBAカートリッジ)を確立した。本手法について、イソシアネートの発生源を有する作業環境中での妥当性評価と,一般住宅での汚染実態調査を行ったところ、測定手法の精度及び安定性が確認され、一般住宅からは、イソシアン酸(ICA)、メチルイソシアネート(MIC)、プロピルイソシアネート(PIC)など揮発性の高い数種類のイソシアネートが検出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、イソシアネートに関する一般環境下での迅速・簡便な測定技術が確立され、さらに、本手法を用いた環境調査により、一般の室内環境下での測定手法としての有効性を示すことができた。このことは、将来的な大規模な疫学調査を通して、シックハウス問題等の解明に向けた重要な知見を提供することにも繋がり、また、こうした調査結果を基に、世界的には既に規制対象物質とされているイソシアネートを、国内においても規制対象とするための根拠となるデータの取得においても貢献可能である。
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