研究課題/領域番号 |
17K15879
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
則竹 香菜子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (40758067)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アルコール / 心筋細胞障害 / YAP / microRNA / エタノール / 心筋細胞 / 心筋障害 / Hippo-YAP経路 |
研究成果の概要 |
急性的・慢性的なアルコールの過剰摂取は心筋障害を引き起こすことが知られているが、その分子機序は未解明な部分が多い。これまでに、HL-1細胞においてエタノールによるアクチン細胞骨格の破綻とYAPの機能阻害がアルコールによる心筋細胞障害に関わる重要な因子であることが示唆された。さらに、心筋特異的なmiR-133aの発現量が減少することを確認した。miR-133aの標的mRNAである、不整脈誘発に関わるHcn2および細胞周期に関わるCyclin D2の発現量が増加していることを確認したことから、エタノールによるmicroRNAの発現変動が心筋細胞障害に関与している可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エタノールに限らず、様々な薬物刺激による細胞障害機序は複数のシグナル経路が複雑なネットワークを形成している場合が多い。本研究では、個体よりもより単純化した培養細胞系を用いることで詳細な分子機構の解析が可能となり、アルコールによる心筋細胞障害に関わる新規のシグナル経路としてHippo-YAPシグナルや、microRNAが関与することを見出した。 アルコールによる心筋障害の詳細な分子機序を解明することで、臨床医学上での治療法や法医実務上での診断法の確立に貢献できると考える。また、アルコールのリスクを科学的に証明することで、アルコール乱用の抑制に寄与することが期待される。
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