研究課題/領域番号 |
17K15882
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
西 健喜 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70759472)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 身長予測 / Forensic DNA Phenotyping / FDP / SNP / 法医学 / 法医遺伝学 / 個人識別 / 身体的特徴予測 / 表現型予測 / 身長推定 / DNA多型 |
研究成果の概要 |
身長に関連するとされる21 SNPと、日本人身長との関連性について解析を行った。解析したデータをもとに各SNPの効果Alleleをスコアとして換算し、身長と比較した結果、男性において弱い相関関係を確認した。身長予測に応用した場合、男性ではスコア13以下で平均身長以下、スコア20以上で平均身長以上である可能性が高いという結果であった。また先行した研究と合わせ、日本人女性は男性と比較して、身長関連SNPの影響が低いことが示された。さらに正確な身長予測を行うには、性別による適応SNPの変更、また地域による影響度の違いを考慮することが必要だと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって得られた知見は、DNA情報からヒトの外的身体的特徴を予測できる可能性を示すものである。この分野が発展することで、犯罪捜査における容疑者推定や、白骨や古代骨のDNA から身体的特徴を予測するなど、様々な応用が可能であり、法医学において将来重要な分野になると考えられる。 本研究によって得られた成果は、ヒトにおける高身長および低身長傾向を予測できる可能性を示す結果であった。今後、このような解析が積み重なることで、DNAからの身長だけでなく、ひいては体格全体の予測を可能とすることに繋がると考えられ、本研究結果はその過程の一部を担うと考える。
|