研究課題/領域番号 |
17K15890
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
山田 容子 北里大学, 北里研究所病院, 医員 (30701007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 超高齢者 / 抗凝固療法 / 高齢者 / 心房細動 / 抗凝固薬 / フレイル |
研究成果の概要 |
超高齢で入院歴があり要介護状態を多く含むような患者を対象とし、老年病科医による抗凝固療法の選択が適正であったかを検討した。東大病院の入院データベースを用いて入院歴のある75 歳以上の心房細動を抽出し、カルテを後ろ向きに調査した。高齢者、痩せ、脳梗塞の既往が抗凝固療法の決定に有意な因子であった。抗凝固療法の有無と出血には有意な相関はなく、抗凝固療法群に脳梗塞が有意に多かった。全死亡については、抗凝固療法群に生存率が高かった。これらの結果から、従来老年病科で行われていた、出血の高リスクを避けて処方を行うという選択は、出血合併症を増やさず、梗塞イベントも増やさないため、適正な判断であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心房細動は塞栓性脳梗塞を起こすことが知られており、起こした後の患者のQOLは著しく低下するため、その予防としての抗凝固療法が重要である。しかし、超高齢者においては、抗凝固療法による出血性合併症がそのメリットを超えてしまうこともあり、選択は難しい。本研究では、メリットがデメリットを超えるような選択基準についての検討を行い、現在老年病科で行われいるような、高齢者総合機能評価を用いた抗凝固療法の選択は、デメリットよりもメリットの方が多い適正な選択であると考えられた。
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