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抗うつ作用を有するフェルラ酸誘導体の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K15902
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関城西大学

研究代表者

松崎 広和  城西大学, 薬学部, 助教 (80582238)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード抗うつ効果 / フェルラ酸誘導体 / クルクミン誘導体 / 抗酸化作用 / 5-HT神経系 / 抗うつ作用 / 睡眠障害 / 睡眠導入潜時 / 反復拘束ストレス / 強制水泳試験 / 5-HT / 神経新生
研究成果の概要

現代のストレス社会において、うつ病は誰もが罹患する可能性のある精神疾患であり、その予防法および有効な治療薬が求められている。本研究では、クルクミンをリード化合物として合成した新規クルクミン誘導体CUD003の抗うつ効果について検討した。CUD003は社会的敗北ストレスによるうつ様行動に対して比較的強いうつ様症状の改善効果を示した。またストレス負荷による副腎の肥大に対しても、著名な改善効果が確認された。その抗うつ効果の一部には5-HT神経系が関与すること、その受容体として5-HT1A、5-HT2A、および5-HT3受容体が関与していることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

うつ病は様々な病因仮説が提唱されていることからも、一つの機序のみを特異的に増強した薬物では効果に限界があり、複数の作用をバランスよく有していることが重要であると考える。本研究では、強い抗酸化作用や抗炎症作用を示す新規誘導体から候補化合物を絞り込み、強い抗うつ作用を有するCUD003を発見できた。本研究によって得られる知見により、将来的に既存の抗うつ薬とは作用機序の異なる、より優れた抗うつ作用を示す化合物の創出が可能になると考えている。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 慢性拘束ストレス負荷マウスの回腸における炎症性反応と収縮機能異常に対するクルクミンの予防的投与の効果2018

    • 著者名/発表者名
      松﨑 広和, 矢崎 渉, 坂本 武史, 日比野 康英, 岡﨑 真理
    • 学会等名
      日本薬学会第138年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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