研究課題/領域番号 |
17K15905
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
大出 幸子 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 准教授 (80505074)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 費用対効果分析 / 複合介入 / せん妄 / 院内デイケア / 標準化看護ケア / 費用効果分析 / 高齢患者 / 作業療法 / 老年医学 |
研究成果の概要 |
背景:せん妄は、高齢の入院患者によく見られ、患者本人、医療提供者、患者の家族に大きな負担がかかる。早期回復を目的とした介入の報告はこれまでにもいくつかあるが、それら介入の費用対効果に関する研究は未だ進んでいない。目的:電子カルテデータを利用し、せん妄の寛解に対する複合介入の費用対効果を評価した。方法:聖路加国際病院において2017年から2018年にかけて、複合介入を計画し実施した。電子カルテデータからデータを抽出し、マルコフモデルを使用して、複合介入の費用対効果を分析した。結果:介入なしの群と比較し、複合介入は、1QALYあたり300万円程度となり費用対効果が良いことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日々臨床現場でせん妄の対応に従事する医師、看護師、作業療法士、薬剤師とカンファレンスを重ねて行った。複合介入は、先行研究と医療従事者の意見を刷り合わして検討した結果、1)心療内科専門医と看護師によるチームラウンド、2)処方モニタリング、3)作業療法士による作業療法プログラムの提供の3つを行った。費用対効果分析は、電子カルテのデータを活用し、実臨床に近いシミュレーションを行った。医療従事者向けに研究結果を報告するカンファレンスを開き160名以上の参加した。
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