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食道・胃上皮内アセトアルデヒド濃度測定とL-システイン製剤による発癌抑制への試み

研究課題

研究課題/領域番号 17K15917
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

八田 和久  東北大学, 大学病院, 助教 (30706932)

研究協力者 大方 英樹  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードアセトアルデヒド / L-システイン / L-システイン製剤
研究成果の概要

アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)2活性型、不全型それぞれ10名に対して、飲酒後に唾液中のアセトアルデヒド消去作用のあるL-システイン製剤あるいはプラセボ製剤を継続投与し、唾液・血液採取、食道・胃生検を行い、それぞれのエタノール・アセトアルデヒド濃度を測定した。唾液中アセトアルデヒド濃度は、L-システイン製剤投与群でALDH2活性型・不全型共に有意に低下したが、食道組織中アセトアルデヒドについては、L-システイン製剤投与群でアセトアルデヒド検出可能な症例を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでにヒト生体内での食道組織からアセトアルデヒドを検出した報告はなく、本研究にてヒト生体内食道組織のアセトアルデヒドが初めて検出されたことは意義深い。L-システイン製剤投与例のみでアセトアルデヒドが検出されたことは意義深い結果である。これらより、食道組織へのアセトアルデヒドの曝露の経路として、これまでに最も有力と考えられてきた唾液の直接曝露とは異なる経路が存在する可能性が考えられた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Detection of Acetaldehyde in the Esophageal Tissue among Healthy Male Subjects after Ethanol Drinking and Subsequent L-Cysteine Intake2018

    • 著者名/発表者名
      Okata H, Hatta W, Iijima K, Asanuma K, Tsuruya A, Asano N, Koike T, Hamada S, Nakayama T, Masamune A, Shimosegawa T.
    • 雑誌名

      The Tohoku Journal of Experimental Medicine

      巻: 244 号: 4 ページ: 317-325

    • DOI

      10.1620/tjem.244.317

    • NAID

      130006712062

    • ISSN
      0040-8727, 1349-3329
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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