研究課題/領域番号 |
17K15949
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
岩本 拓也 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80634716)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肝星細胞 / 肝硬変 / 骨髄細胞 / αSMA / 線維化 / 間葉系幹細胞 / 肝線維化 / 肝硬変症 |
研究成果の概要 |
我々はエネルギー代謝の視点から、肝星細胞の活性化について研究を行い、アデニル酸アイソザイムB(AKisoB)が肝星細胞活性化と関係が深いことを見出した。 マイクロアレイ解析でAKisoBをノックダウンするとαSMAが2.7倍、Col1A1が2.1倍に増加した。AKisoBをprotein Aにつけたカラムで精製し、ウエスタンブロッティングで評価したところAKisoのバントの他にいくつかのバンドが確認された。以上の結果によりAKisoBは肝星細胞の活性化にかかわることが証明された。本研究により肝硬変の線維化改善治療薬の創薬、および肝線維化のメカニズム解析につながってゆくことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝硬変は肝臓の線維化により発症するが、肝線維化の改善についての詳細なメカニズムは未だ解っていない。肝線維化と関係するといわれるαSMAについて着目して研究したところ、アデニル酸アイソザイムB(AKisoB)が肝星細胞活性化と関係が深いことを見出した。本研究により肝硬変の線維化改善治療薬の創薬、および肝線維化のメカニズム解析につながってゆくことが期待される。
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