研究課題/領域番号 |
17K15964
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
吉田 雄一 岩手医科大学, 医学部, 助教 (70727685)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | B型肝炎 / 肝癌 / micro RNA / microRNA / 肝発癌 / B型肝炎関連肝癌 / micro RNA / non-coding RNA / miRNA / ウイルス |
研究成果の概要 |
B型肝炎ウイルス持続感染者における肝発癌の早期診断・発癌予測は困難である.そこで,マイクロアレイを用い,B型肝炎関連肝癌の早期診断に有用なバイオマーカーの候補となる末梢血中のmicroRNAを探索した.B型肝炎のため通院中に肝発癌を来した患者10人(発癌群)の肝発癌時の血清とマッチングさせた非発癌患者10人(対照群)の血清からmicroRNAを抽出し,2群間で有意な差異を認めた5種類のmicroRNA(miR-548aおよびmiR-1281, miR-4634,miR-4646-3p,miR-4659a)を早期診断のバイオマーカー候補として見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
B型肝炎関連肝癌の早期発癌に関連する5種類の血清miRNAを候補miRNAとして見出した。今後validationを行い臨床的にB型肝炎関連肝癌の早期段階での変動を確認できれば、早期肝癌の血清バイオマーカー実現への大きく近づくこととなる。本研究の成果はその基礎的な資料となりえる。 また、本研究では多数のmiRNAが中からB型肝炎関連肝癌のドライバー変異たるTP53変異との関連が報告されているmiRNAが候補として抽出された。癌抑制遺伝子とmiRNAとの関係を示唆する結果であり、miRNAの発癌過程への作用を解明するうえで示唆に富む結果であった。
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