研究課題/領域番号 |
17K15980
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
鹿原 真樹 旭川医科大学, 医学部, 助教 (20596267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 毛細血管 / 血管生物学 / 血管新生 / 周細胞 / 組織幹細胞 |
研究成果の概要 |
最近、毛細血管周細胞の一部が多分化能をもち、組織の恒常性に関与することが示唆されている。我々はこの多分化能をもつ周細胞に特異的な表面マーカーを同定し、マウス正常組織から同細胞の分離に成功した。また、多分化能の異なる細胞群間の網羅的遺伝子解析より、周細胞の多分化能と連関すると考えられる遺伝子を抽出した。本研究ではこの因子に対して、マウス毛細血管由来周細胞の血管新生能を中心とした検討を行った。その結果、マウス周細胞における同因子の発現の低下は、血管新生能を亢進させることを見出した。本研究で得られた知見から、虚血性疾患などの組織リモデリングを背景とする疾患の病態解明へと発展することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多分化能をもつ周細胞は組織の恒常性に作用する。本研究ではこの多分化能に影響する因子の作用を血管新生の観点から検討した。このメカニズムの解明により、虚血性疾患などの組織リモデリングを背景とする疾患の病態解明へとつながる。
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