研究課題/領域番号 |
17K15996
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
渡辺 陽介 山梨大学, 大学院総合研究部, 病院助教 (90535551)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | S-グルタチオン化 / 酸化ストレス / 細胞外小胞 / エクソソーム / マイクロベシクル / マイクロベジクル / 急性心筋梗塞 / 拡張型心筋症 / 循環器病 |
研究成果の概要 |
障害細胞から分泌されるエクソソームやマイクロベシクルといった細胞外小胞は細胞質を内包するため血清そのものよりも鋭敏に細胞質内での S-グルタチオン 化の変化を検出できる可能性がある。本研究では患者の血清から分離した細胞外小胞を解析し、循環器病における S-グルタチオン化蛋白の動態および役割を解明すべく研究を推進した。研究の結果、急性心筋梗塞および拡張型心筋症患者ではエクソソーム中の蛋白質S-グルタチオン化のレベルが増加していることが確認でき、エクソソーム中の蛋白質S-グルタチオン化はこれらの疾患のマーカーとなりうる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究にて細胞外小胞におけるS-グルタチオン化蛋白は急性心筋梗塞や拡張型心筋症といった心血管病にて増加することが示唆され、これらの疾患のバイオマーカーとなりうる可能性を示すことができた。また新規のグルタチオン化蛋白のプルダウン法を開発に成功し、今後のS-グルタチオン化蛋白研究に寄与できる。
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