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肺高血圧症の病態における血管新生因子(VEGF)の役割の解明研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K15997
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

足立 史郎  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60782430)

研究協力者 室原 豊明  
近藤 隆久  
中野 嘉久  
菊地 亮介  
下方 茂毅  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード肺高血圧症 / VEGF / VEGF-A / VEGF-A165b / 慢性血栓塞栓性肺高血圧症 / 膠原病 / バイオマーカー / 血管新生 / PIGF / 臨床 / 循環器
研究成果の概要

肺高血圧症は肺動脈が狭窄していき心不全から死に至る疾患である。この狭窄の過程に血管新生因子(VEGF)が関連していると考えられ、VEGF165とVEGF165bの役割の解明を目的とした。33例の肺高血圧患者を登録した。コントロール群と比較しVEGF-A, 165b共に肺高血圧症群で有意に上昇していた。さらに原因疾患毎に解析した結果、VEGF-A, 165b共に慢性血栓塞栓性肺高血圧症の膠原病に伴う肺高血圧症で有意な上昇が見られた。以上よりVEGF-Aおよび165bは肺高血圧症の原因を分類するにあたって有用である可能性があることが結論付けられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺高血圧症は多岐にわたる原因がある。その原因により治療方針は大きく変わるため、背景疾患の正確な診断は予後の改善に極めて重要である。本研究結果では血管新生因子は肺血管の変性に関与していることが判明した。さらに1群の中で解析をした結果、VEGFAは膠原病、慢性血栓塞栓性肺高血圧症において有意に上昇していた。1群を除いた肺高血圧症の解析では3群(肺疾患関連)において有意な上昇をみた。これらより肺疾患に関連する肺高血圧症、膠原病、慢性血栓塞栓性肺高血圧症において上昇するマーカーと考えられる。肺高血圧治療における背景疾患の診断に有用な情報であり、今後さらなるバイオマーカー研究に拍車をかけるであろう。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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