研究課題/領域番号 |
17K16009
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
清家 史靖 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10771561)
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研究期間 (年度) |
2021-03-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | FFR / 流体力学 / IVUS / OCT / 心筋虚血 / Fractional flow reserve / Intravascular Ultrasound / 光干渉断層法 / Fractional Flow Reserve / 虚血性心疾患 / 冠動脈 / 冠血流予備量比 / 血管内超音波 / ステント / Myocardial Ischemia / 冠動脈血流 / 狭心症 / 数値流体力学 |
研究開始時の研究の概要 |
虚血性心疾患は本邦において年々増加しており、その主な侵襲的治療としてカテーテルを用いたステント留置術が行われている。ステントを留置した後に、ステントが閉塞し心筋梗塞を起こすことがあり、その原因の大きな要因としてステントの不完全拡張がしられている。体外実験によりステントの不完全拡張の影響を調べる。 また、粥腫破綻は心筋梗塞の主要な要因である。遠赤外線を用いた冠動脈の構造を再構成し、流体解析を行うことにより、粥腫破綻の詳細な原因の検討を行う。
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研究成果の概要 |
虚血性心疾患の治療に際し、冠血流予備量比(FFR)による治療方針決定の有用性が確立されている。しかし、冠動脈内イメージングデバイス(血管内超音波検査:IVUSおよび光干渉断層法:OCT)で得られた冠動脈の解剖学的情報を用いてFFRを計算する報告は国内外を問わず少ない。そこで申請者は,解剖学的情報を用い、流体力学理論に基づいてFFRを推定する新たなアルゴリズムをすでに作成した。本申請では、(1)当該アルゴリズムを用いた解剖学的情報によるFFR解析、(2)数値流体解析ソフトウェアを用いた血流の解析し研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では高齢化、食の欧米化により虚血性心疾患の患者は年々増加してきている。流体力学の理論を用いることにより、心筋梗塞の発症予測、また必ずしも必要のない手術を回避することが可能となりうる、本研究が今後本邦及び今後の虚血性心疾患の治療に与える影響は大きいものと考えられる。
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