研究課題/領域番号 |
17K16026
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 恒徳 日本医科大学, 医学部, 助教 (00716631)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 拡張型心筋症 / オートファジー / 電子顕微鏡 / ゲノミクス / 全エクソーム解析 / 次世代シーケンサー / 原因遺伝子 / 循環器内科学 / 心不全 / エキソーム解析 / 心筋生検 |
研究成果の概要 |
拡張型心筋症(DCM)の不全心筋におけるオートファジーを臨床像および分子遺伝学的情報と比較した。心筋の線維化を反映する所見であるMRIガドリニウム遅延造影よりもオートファジーの方がより明敏な予後予測指標であり、DCMではまず細胞が障害され、線維化はそれに続発する現象であると考えられた。また全エクソーム解析の結果、電子顕微鏡による観察でオートファジーを認めない症例にオートファジー関連遺伝子の変異を認めた。遺伝子レベルでのオートファジー不全はDCMの原因となりうることが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡張型心筋症(DCM)の不全心筋におけるオートファジーを臨床像および分子遺伝学的情報と比較した。心筋の線維化を反映する所見であるMRIガドリニウム遅延造影よりもオートファジーの方がより明敏な予後予測指標であり、DCMではまず細胞が障害され、線維化はそれに続発する現象であると考えられた。また全エクソーム解析の結果、電子顕微鏡による観察でオートファジーを認めない症例にオートファジー関連遺伝子の変異を認めた。遺伝子レベルでのオートファジー不全はDCMの原因となりうることが実証された。本研究はオートファジーを標的とした心不全の新規治療法の開発につながりうる。
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