研究課題/領域番号 |
17K16032
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
片岡 直也 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (10791634)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ブルガダ症候群 / 自律神経 / 不整脈原性右室心筋症 / 肺動脈 / 高頻度電気刺激 / 自律神経叢 / 心臓自律神経 / 電気生理学的検査 / 心電図 / 内科 / 循環器・高血圧 / 臨床 / 心臓性突然死 |
研究成果の概要 |
ブルガダ症候群に合併した発作性心房細動の患者に対し、肺動脈内部にリング状カテーテルを留置して高頻度電気刺激を行ったが、心室不性不整脈の誘発は見られなかった。またブルガダ症候群においても、心電図波形の変化は見られなかった。同じ右室の病気である不整脈原性右室心筋症とブルガダ症候群の心電図および予後を比較した結果、不整脈原性右室心筋症は運動中に、ブルガダ症候群は安静時に不整脈が多く、心電図は伝導障害、再分極異常ともに不整脈原性右室心筋症の方が悪い指標であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、肺動脈への高頻度電気刺激では、従来から報告されている左房天蓋部付近に存在する心臓自律神経叢(いわゆるGP)への刺激は可能であるが、肺動脈周囲に存在すると言われる自律神経の反応は見られなかった。よってブルガダ症候群の不整脈基質を左右する自律神経は、肺動脈周囲以外であると結論せざるを得ない。
|