研究課題/領域番号 |
17K16070
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平川 陽亮 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10780736)
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研究協力者 |
飛田 成史
吉原 利忠
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腎臓 / 低酸素 / りん光 / 慢性腎臓病 / 酸素 / 酸素勾配 / 低酸素応答因子 |
研究成果の概要 |
申請者はこれまでの研究を発展させ、りん光プローブであるBTPDM1を用いた腎臓における低酸素イメージングの手法を開発した。この手法により、世界で初めて、腎臓表面では隣接した尿細管間であっても酸素分圧が異なる、酸素勾配が存在することを示し、また近位尿細管のS1セグメント、S2セグメントという尿細管の上流・下流の酸素分圧を定量した。申請者はこれをさらに発展させ、酸素勾配の生物学的な意義についても検討を開始している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、腎臓における酸素状態の評価法を確立した。慢性腎臓病の進行に、腎臓の低酸素が関与することは示されているが、低酸素の評価法が確立していなかったことが、実際に低酸素が関与する腎臓病を同定する上で問題となっていた。このため、本研究での低酸素検出方法の確立は、今後の腎臓病の低酸素をターゲットとした治療法の開発において、基礎的な研究のために有用である。
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