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免疫調節物質ガレクチン-9を用いたIgA腎症の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16089
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腎臓内科学
研究機関香川大学

研究代表者

守時 政宏  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (40612528)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードガレクチン-9 / IgA腎症 / ノックアウトマウス
研究成果の概要

IgA腎症を自然に発症するマウスに対しガレクチン-9の投与実験を行った。尿蛋白やアルブミン尿、血中尿素窒素、腎組織像について評価したが、対照群と比べて差は認めなかった。CRSPR/Cas9法を用いてガレクチン-9の遺伝子をノックアウトしたマウスの作製に成功した。
IgA腎症患者の血中・尿中ガレクチン-9濃度とIgA腎症の重症度や腎機能、治療反応性等との相関関係について明らかにする臨床研究を進めている。また、腎生検を行った他の原疾患の患者についても測定し、解析途中ではあるものの血中・尿中のガレクチン-9の濃度が原疾患によって差を認める可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

IgA腎症は我が国の慢性糸球体腎炎の中で最も頻度が高く、難病に認定されている。今回行ったIgA腎症自然発症マウスに対するガレクチン-9の投与実験の結果から、ガレクチン-9はIgA腎症に影響を及ぼさない可能性が示唆された。今回の研究で作製に成功したガレクチン-9ノックアウトマウスは他の実験モデルにも応用の可能性を広げるものである。
臨床研究では複数の腎疾患とガレクチン-9濃度の関係について明らかにすることが可能である。本研究により、Gal-9がIgA腎症の疾患活動性や予後予測のマーカー、治療薬候補となり得るかを明らかにし、IgA腎症の病態解明とGal-9の臨床応用につながることが期待される

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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