研究課題/領域番号 |
17K16098
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
都川 貴代 東海大学, 医学部, 助教 (50631842)
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研究協力者 |
澤田 佳一郎
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 副甲状腺過形成 / 光線力学的治療 / 二次性副甲状腺機能亢進症 / 内分泌学 / 副甲状腺機能亢進症 |
研究成果の概要 |
慢性腎不全の進行過程で発症する二次性副甲状腺機能亢進症により過形成した副甲状腺に光線力学的治療法を適用することを目的として、モデル動物を用いた技法の開発を行った。5-アミノレブリン酸を投与した個体へ侵襲的/非侵襲的に光照射を行い、約半数の個体で副甲状腺ホルモンの低下を永続的に維持することを可能とした。さらに低カルシウム血症の抑制と照射後の副甲状腺での血管新生を抑制する技法の開発により治療効率が上昇し、臨床応用の可能性を高めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
年々増加する本邦約33万人の透析患者の腎不全の進行に伴う二次性副甲状腺機能亢進症の発症は、肥大化(過形成)した副甲状腺からの副甲状腺ホルモンの過剰分泌を原因とする骨代謝や心血管系の異常を引き起こし、患者の予後を甚だしく悪化させている。進行した過形成副甲状腺は通常、外科的に摘出されているが、患者の高齢化が進み、手術に耐える体力の無い患者も多くなってきており、非侵襲的な治療法の開発が望まれている。本研究は高齢低体力の患者の治療に有用と考えられている光線力学的治療法の過形成副甲状腺への適用を目指すものである。
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