研究課題/領域番号 |
17K16113
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
間野 達雄 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20704331)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / DNA傷害 / 3次元細胞培養系 / アミロイドβ / リン酸化タウ / 剖検脳 / 神経細胞 / 細胞モデル / 三次元培養 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
アルツハイマー病におけるDNA傷害の蓄積は、アミロイドβによって誘導されている。病初期においてはBRCA1がその修復をになっているが、進行期にはリン酸化タウの蓄積にとなってこのような修復機構が破綻している。このような現象をより詳細に解析し、治療法開発へと結び付けていくにはモデル化することが必要であり、本研究ではヒト由来の神経前駆細胞を用いて、細胞モデルの構築を行った。また、DNA傷害はゲノム上に均一におきるものではないと考えられ、そのゲノム上での分布についての解析、およびBRCA1の結合領域に関する解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病の病態はいまだ明らかでなくが、今回の研究では神経細胞におけるDNA傷害の蓄積が神経細胞の機能低下の一因となっている可能性を示し、細胞モデルの構築を行った。さらにはゲノム上のDNA傷害領域、修復タンパクの結合領域を解析した。DNA傷害・修復は神経細胞における普遍的な問題であると考えられ、本研究はアルツハイマー病の病態とともに、加齢における神経細胞の変化についても明らかにしてければと考えている。
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