研究課題/領域番号 |
17K16121
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
近藤 孝之 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (80536566)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | iPS細胞 / アルツハイマー病 / 神経細胞 / 分化誘導 / 創薬 / アストロサイト / 三次元培養 / 大脳皮質 / グリア細胞 / オルガノイド / スクリーニング / iPS細胞 / / 疾患モデリング / 三次元 / 脳神経疾患 / 発生・分化 / 再生医学 / 老化 |
研究成果の概要 |
iPS細胞は,患者自身のゲノム情報を引き継ぎながら,無限の増殖性を維持しつつ,あらゆる種類の組織細胞に変化させることが出来る特性を持つことから,疾患研究応用されるようになった.その中でも,神経細胞が立体構造を取りながら、その周囲には神経細胞以外のグリア細胞種を含む、生理的状態に近い細胞外環境を再現することを目的として3次元培養系が着目されている.我々は三次元構造を再現性良く構築するための素体として、ヒトiPS細胞から大脳皮質神経を1週間程度で調整することに成功し、創薬プラットフォームへの適応性を明らかにした。今後、3次元脳組織を用いた,病態解明と創薬研究への応用が期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトiPS細胞から大脳皮質神経細胞を再現性良く短期間で大量に調整する方法を開発した。こうして得られた神経細胞は、疾患病態再現及び創薬プラットフォームへ応用できることも示した。さらにこの神経細胞を集積三次元構造の素子として用いることにより、培養皿の中で3次元ヒト脳組織を再構築し、病態解明と治療法開発につながることを期待される。
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