研究課題/領域番号 |
17K16142
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
相原 允一 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (60779362)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 糖尿病 / 骨格筋 / インスリンシグナル / インスリン受容体基質 / IGF-1 / 運動 / IRS-1 / IRS-2 / インスリン受容体基質1 / インスリン受容体基質2 / インスリン抵抗性 |
研究成果の概要 |
骨格筋特異的IRS-1欠損マウス、骨格筋特異的IRS-2欠損マウス、骨格筋特異的IRS-1/2ダブル欠損マウスの3系統のマウスを作製し、骨格筋におけるインスリンシグナルとIRSの役割を検討した。 骨格筋特異的IRS-1/2ダブル欠損マウスにおいて、体重と骨格筋量の減少を認めたこと、同マウスにおいてIGF-1抵抗性を認めたこと等から、骨格筋におけるインスリンシグナルは、インスリン受容体シグナルよりもIGF-1受容体シグナルが主体であり、主に骨格筋量の維持に関与していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インスリンシグナル(特にIGF-1受容体シグナル)が骨格筋量の維持に重要であることが示唆された。近年の高齢社会において、骨格筋量低下等を特徴とするフレイルは重要な病態であると考えられているが、この病態ではインスリン抵抗性を呈することが知られており、本研究成果はフレイルとインスリンシグナルの病態解明において一石を投じたと考えられる。今後、このマウスのフレイルモデルマウスとしての研究推進や、フレイルの発症・重症化予防におけるインスリンシグナル(特にIGF-1受容体シグナル)の観点からの研究推進に大きな意義を持つものと考えられる。
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