研究課題/領域番号 |
17K16153
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
渡邉 和寿 自治医科大学, 医学部, 助教 (60724416)
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研究協力者 |
Leibel Rudolph Columbia University, Department of Pediatrics, Professor
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脂肪肝 / ILDR2 / リン脂質 / 糖尿病 / ERストレス |
研究成果の概要 |
脂肪肝は肝硬変や肝がんへ進行するため、その予防・治療法の開発が急務である。2型糖尿病感受性遺伝子Ildr2は小胞体に局在する膜タンパク質をコードしているが、生理的役割や機能は不明である。我々はILDR2結合タンパク質、MBOAT7を同定しており、MBOAT7はホスファチジルイノシトール(PI)の脂肪酸転移酵素として知られている。そこで、ILDR2が脂肪肝におけるPIの質的変化に関与するか否かを肝臓特異的ILDR2欠損マウス(LKO-ILDR2)にメチオニン・コリン欠乏食を与えた脂肪肝モデルマウスを作製し、肝臓中PIを解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々はILDR2の機能に関して、局在や結合タンパク質の同定、さらにノックアウトマウスを解析することによりその個体レベルでの意義を明らかにした。この研究過程で、ILDR2が肝臓中リン脂質の質的変化に関与し、脂肪肝発症に関与することが示唆された。脂肪肝の直接の治療法はないため、ILDR2の機能解明は脂肪肝の治療法開発の分子基盤になると期待される。
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