研究課題/領域番号 |
17K16166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
吉井 陽子 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部), その他部局等, その他 (00795320)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アルドステロン / エピゲノム / DNAメチル化 / アルドステロン合成 |
研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症は高血圧患者の5-10%を占め、高血圧のみならず心血管疾患や慢性腎臓病の合併率が高い。私たちはアルド ステロン合成制御の新規標的因子探索のため、アルドステロン産生腺腫 (APA)やヒト副腎皮質癌細胞株を用いてDNAメチル化解析、及びマイクロアレイ解析や既知のデータベースと統合解析することによってアルドステロン合成に最も関わるカルシウム関連因子としてVDRを選抜した。免疫組織染色ではNaKポンプであるATP1A1変異をもったAPAではVDRが強く発現していた。ATP1A1変異をもつAPAではVDRがアルドステロン合成及び腫瘍増殖に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高血圧患者の5-10%を占める原発性アルドステロン症(PA)は高血圧のみならず、心血管疾患や慢性腎臓病の合併率が高いが、PA患者におけるアルドステロン合成・分泌制御機構については充分に明らかにされていない。本研究において、ATP1A1変異をもつアルドステロン産生腫瘍ではVDRがアルドステロン合成及び腫瘍増殖に関与していることが示唆され、創薬標的因子の同定につながる可能性が期待される。
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