研究課題/領域番号 |
17K16223
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感染症内科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
萩谷 英大 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30718531)
|
研究協力者 |
朝野 和典
石井 良和
明田 幸宏
山本 倫久
青木 弘太朗
Kumar Shanmugakani Rathina
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 薬剤耐性 / カルバペネム / カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 / 併用療法 / セフメタゾール / メロペネム / 薬剤耐性菌 |
研究成果の概要 |
本研究は、昨今問題となっている薬剤耐性菌のうちカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE) に対する既存抗菌薬のリバイバル使用の有効性を検討することを目的とした。本研究を通して、日本国内の臨床では広く使用されているセフメタゾール(セファマイシン系抗菌薬)はカルバペネム系薬剤と併用することでシナジー効果を発揮し、IMP型・KPC型・NDM型カルバペネマーゼを産生するCRE感染症の治療に有効である可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤耐性菌の出現により我々は難治性細菌感染症に直面している。中でもカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)は脅威的なスピードで世界へ拡散しており、CRE感染症に対する有効な治療戦略の模索が急務である。しかし現実的には開発シーズの不足や莫大な開発費用のため、産学領域での新規抗菌薬の開発は滞っているのが現状である。 本研究は既存抗菌薬を応用することで、新規抗菌薬の開発を待たずしてCRE感染症に有効な治療戦略を模索することが可能な一例を示したものである。今後、同様の研究が継続され、新たなサルベージ治療が発展することが期待される。
|