研究課題/領域番号 |
17K16224
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感染症内科学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小瀧 将裕 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (10758816)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | デング熱 / ワクチン / RNA |
研究成果の概要 |
デング熱に対する有効かつ安価なワクチン開発は喫緊の課題である。RNAワクチンは安価かつ効果の高い新規ワクチン候補となり得るが、報告例はない。本研究ではRNA複製領域を含む、自己複製可能なデングRNAワクチンの構築・評価を行った。また、日本脳炎、黄熱ウイルスとのキメラ化により、さらに抗体誘導能の高いワクチン開発を試みた。結果、わずか2.5μgの投与でマウス中に抗デング抗体を誘導するワクチンの作製に成功した。また、キメラワクチンは通常のデングワクチンより4倍程度高い抗体誘導能を示した。有望なワクチン候補として今後も解析・評価が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デング熱は世界で年間1億人が発症し、日本でも輸入症例や国内感染例が増加傾向にある。そのワクチンの開発は極めて重要な課題である。本研究では自己複製可能なデングRNAワクチンを初めて作製した。また、RNA複製領域を他のウイルスと置換することで、より効力が高まることを明らかにした。本研究により、デングワクチン開発の新たな方向性を打ち出したと考える。
|