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川崎病類似冠動脈炎におけるIL-1βの役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K16270
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関九州大学

研究代表者

本村 良知  九州大学, 大学病院, 助教 (10737175)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード川崎病 / Nod1 / 自然免疫 / マクロファージ / IL-1β
研究成果の概要

我々は以前、自然免疫受容体 Nod1 のリガンドをマウスに投与すると川崎病類似冠動脈炎を発症し、その炎症に心臓のCD11c陽性マクロファージが関与することを報告した。本研究で、その心臓のCD11c陽性マクロファージで、IL-1a, IL-1bなどのIL-1関連分子の発現が著名に亢進していることを新たに発見した。IL-1受容体アンタゴニストを川崎病類似冠動脈モデルマウスへ投与したが、改善を認めなかった。
本研究の成果として、川崎病類似冠動脈モデルマウスにおいて、IL-1の関与を示唆する所見は認めたものの、治療的介入としての証明は困難であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

川崎病の治療法は免疫グロブリン大量投与が中心であるが、不応例についてはステロイド、抗 TNFα抗体、免疫抑制剤など様々な治療法が検討されている。しかし、その作用機序はほとんど解明されておらず、治療効果も十分とは言えない。 米国では川崎病モデルマウスにおけるIL1-β阻害薬(Anakinra)の効果が示され、Anakinraの臨床試験が行われている。研究では、申請者らがこれまでに開発してきた自然免疫受容体 Nod1 のリガンド投与による川崎病類似冠動脈炎モデルマウスを用いて、川崎病における IL-1βの意義を確認した。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 川崎病における自然免疫の関与 ~Nod1リガンド誘発冠動脈炎モデルと CD11c陽性マクロファージ2017

    • 著者名/発表者名
      本村 良知
    • 学会等名
      第37回日本川崎病学会・学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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