研究課題/領域番号 |
17K16274
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
大原 喜裕 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (80722587)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 小児T細胞非除去HLA半合致移植 / 生着症候群 / バイオマーカー / 小児腫瘍学 |
研究成果の概要 |
小児48例に同種造血幹細胞移植(all-HSCT)を実施した。all-HSCT前、後day7、10、12、14、21の血漿検体をLuminexで各種炎症性、非炎症性サイトカインを測定し、白血病36名の解析を行った。11名が生着症候群(ES)と診断。ES発症群と非発症群を比較し、移植後10日目と12日目において両群間で複数のサイトカインに有意差を認めた。早期のGVHD発症群と非発症群において、複数のサイトカイン値に変動を認めた。ES発症に関連したサイトカインとall-HSCT後早期のGVHD発症に関連したサイトカインは異なっており、同サイトカインの違いにより、両者を鑑別できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
T細胞非除去HLA半合致all-HSCT後のES発症群、非発症群の移植後早期の血漿中サイトカイン動態が異なることが判明した。また同all-HSCT後早期のGVHD発症群と非発症群のサイトカイン動態はES発症群のサイトカイン動態と異なる傾向があり、両者が鑑別可能である可能性が示唆された。今後本研究成果の応用により移植治療の安全性の向上に役立つことが期待される。
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