研究課題/領域番号 |
17K16275
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
宮崎 恭平 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70769497)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 血管内皮細胞 / 急性ウイルス性脳症 / 血管透過性 / タイトジャンクション / 脳血管内皮細胞 / ウイルス性急性脳症 / 血液脳関門 / ウイルス性脳症 / アストロサイト / 経内皮電気抵抗 / タイト結合 / サイトカイン / 3次元細胞培養 / 急性脳症 / neuro vascular unit |
研究成果の概要 |
ウイルス性急性脳症はウイルス感染後に急激な意識障害やけいれんを伴って発症する神経予後の不良な疾患である。その主病態は炎症性サイトカインの上昇に伴い、血液脳関門が破壊され、血管透過性亢進が亢進することによる非炎症性の脳浮腫であると考えられている。本研究では、脳血管内皮細胞とペリサイトを用いた3次元細胞培養系を用い、細胞リアルタイムモニタリングシステムによる血管透過性の動的評価系を確立した。本研究により急性脳症における血管内皮細胞障害を細胞レベルで再現し、動的に評価することが可能となった。依然として不明な点が多い急性脳症の病態解明や新たな治療戦略の検討及び治療標的の探索につながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルス性急性脳症は主に乳幼児のウイルス感染後に急激な意識障害やけいれんを伴って発症する神経予後の不良な疾患である。その主病態は炎症性サイトカインの上昇に伴い、血液脳関門が破壊され、血管透過性亢進が亢進することによる非炎症性の脳浮腫であると考えられているが、病態の詳細な機序は不明な点が多い。本研究により、急性脳症の病態解明や新たな治療戦略の検討、及び治療標的の探索が可能になった。
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