研究課題/領域番号 |
17K16278
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
浜 武継 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00508020)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | TRIP13 / AGS7 / アクセサリータンパク / 多発性嚢胞腎 / GPCR / Gβγ / subcellular fraction / Gタンパク / Gタンパク受容体 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
GタンパクはGαとGβγに分かれ、それぞれシグナル伝達に関わっている。多発性嚢胞腎(PKD)の病態には、GαによるGタンパク受容体(GPCR)刺激が関与している、との報告は多い。一方、GβγによるGPCR非依存性シグナルについての報告は少ない。TRIP13はGβγに結合するタンパクとして注目されており、PKDモデルマウスの腎臓では、TRIP13とGβγの結合が正常より減弱していた。GPCR非依存性の経路が、病態に関与している可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性嚢胞腎(PKD)は、常染色体優性遺伝型(ADPKD)と常染色体劣性遺伝型(ARPKD)とがある。ともに腎不全や高血圧、多くの合併症があり、その早期診断や治療の重要性が認識されている。PKDの研究には、GαおよびGタンパク受容体(GPCR)に注目したものが多く、トルバプタンなどGPCR受容体阻害薬がPKDの治療として開発されてきた。しかし、GタンパクはGαとGβγに分かれ、Gβγもシグナル伝達に関与することが分かっている。これまでのGPCRに依存しないGβγとGPCR非依存性のシグナル伝達の役割が判明すれば、PKDの新たな治療を開く可能性がある。
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