研究課題/領域番号 |
17K16291
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
大久保 祐輔 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, リサーチアソシエイト (10795991)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 小児肥満 / 疫学 / 感染症 / 急性疾患 / BPA / カットオフ / 臨床 / 入院患者 / DPCデータベース / Kids Inpatient Database |
研究成果の概要 |
小児における肥満が急性疾患に与える影響と、肥満のカットオフ値について研究を、日米のデータベースを用いて行いました。 まず、小児肥満が急性疾患に与える影響ですが、小児肥満は気管支喘息発作、急性下気道炎、RSウイルス感染症やインフルエンザ感染症、尿路感染症など、小児においてコモンな疾患の重症化、入院日数や医療コスト、再入院のリスクなどと関連しているのが分かりました。 肥満の指標としては、WHOの提唱する指標を用いましたが、この指標のカットオフ値は、日本の小児の肥満の指標として使用しても、上述のアウトカムとよく相関していました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児の肥満において、乳幼児期から急性疾患に影響を示している。これは、乳幼児期においても、肥満は公衆衛生上の問題となりえ、さらに予防することで、感染症の重症化や再入院率を下げる等の効果が示唆される内容であった。 また、日本は肥満の指標として、ローレル指数、カウプ指数、肥満度などを使用してきたが、WHOの推奨するweight-for-length/heightを用いた場合、重症化の予測としては優れていた。
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