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甲状腺ホルモン低下状態胎児の神経分化におけるBag3の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16304
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

手塚 優  岩手医科大学, 薬学部, 助教 (70453321)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード神経分化 / Bag3 / 神経細胞 / 発生・分化 / 胎児医学
研究成果の概要

甲状腺ホルモン低下状態の胎児ではアポトーシス陽性細胞が脳内で増加していた。神経組織でBAG3が低下していたマウスでは、大脳海馬周辺におけるアポトーシス陽性細胞の割合が増大していた。培養細胞を用いた実験においてBAG3はアポトーシス誘導因子であるBakと相互作用することで、アポトーシスからの細胞保護作用が認められたことから生体内でも神経細胞のBAG3がアポトーシスから保護していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

甲状腺ホルモンは脳発達に重要な調節因子の一つであり、胎児の発育中、甲状腺ホルモン低下状態に曝されると不可逆的な神経発達障害が生じることが知られている。妊娠初期の胎児は母親由来の甲状腺ホルモンのみを利用するが、妊娠後期では胎児が産生する甲状腺ホルモンが重要となる。本研究では、甲状腺ホルモン低下状態の胎児でアポトーシス陽性細胞の増加が脳内で認められた。BAG3はアポトーシス誘導因子であるBakと相互作用することで、細胞保護をおこなっている。、甲状腺ホルモン低下状態の胎児における神経発達障害においてBAG3が治療の標的となることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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