研究課題/領域番号 |
17K16310
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
大場 智洋 昭和大学, 医学部, 講師 (60439370)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | プロゲステロン / 胎児発育不全 / 胎盤機能不全 / 免疫 / PIBF / 母体血清 / 胎盤 / 免疫染色 / トロホブラスト |
研究成果の概要 |
胎児発育不全(FGR)の妊婦におけるPIBFの母体血液、胎盤での局在を正常妊婦と比較した。母体血液は12例にウエスタンブロットを施行し、Bandの染色濃度を測定したところ、FGRで低下している傾向を示した。胎盤は免疫染色を26例で施行し、血管壁と脱落膜が染色され、Image J で染色濃度を測定したところ、胎盤内の血管壁はFGRで低下していた。脱落膜はほぼ同じ濃度であった。受精卵が子宮内腔に着床するときに発現するPIBFには差がない可能性がある。胎盤や母体血液のPIBFが低下していることから、母体-胎盤循環のPIBFは低下しており、サイトカインバランスに影響を及ぼしている可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
絨毛細胞が脱落膜に侵入する際に妊娠初期より血清PIBFが低値の症例ではimmunogenic mal-adaptationが生じることで絨毛の浸潤が阻害され胎盤形成が障害されることによりPreeclampsiaやFGRを発症するという仮説をたてた。 本研究の最終目標はプロゲステロンを投与し血清PIBFを上昇させることでfeto-maternal interaction でのimmunogenic mal-adaptation の発生を抑制することで胎盤形成を正常化することによりPreclampsiaやFGRの発症を予防することである。
|