研究課題/領域番号 |
17K16311
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
川嶋 章弘 昭和大学, 医学部, 講師 (10783376)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脂肪由来間葉系幹細胞 / 胎児治療 / 幹細胞治療 / ダウン症 / 脂肪組織由来幹細胞 / 胎児幹細胞治療 / 神経誘導 / 再生医療 / 脳疾患 |
研究成果の概要 |
申請者は母体由来の脂肪組織間葉系幹細胞に着目し、脳神経細胞の再生と機能改善を目的とした胎児治療法の開発に取り組んでいる。本研究において、マウスで脂肪組織由来間葉系幹細胞を胎仔脳室内投与により、移植細胞が胎仔の脳内に生着することを見出し、胎仔に投与した幹細胞が神経細胞に分化することを明らかにしている。さらに母体の脂肪組織間葉系幹細胞を使った場合に同種の脂肪組織間葉系幹細胞に比較し移植早期に細胞傷害性T細胞の誘導が少なく炎症性サイトカインの発現を低下させ抗炎症性サイトカインの発現を上昇させる。母体の免疫反応を抑制し移植早期の生着率の向上に成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この成果はダウン症児の高次機能障害の改善を目的とする胎児治療において、母体の間葉系幹細胞を用いることでより移植後の免疫反応を特別な加療なく抑制させることから道を開く画期的な方法であると考える。本研究成果は、出生前診断により早期治療介入が可能となった染色体疾患や遺伝性疾患をもつ胎児に対して、胎児期より進行する中枢神経系疾患における胎児治療の可能性を示すものである。
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