研究課題/領域番号 |
17K16321
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
能登 舞 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (10738462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 尋常性乾癬 / Vps34 / オートファジー / イノシトールリン脂質代謝 / Sox13 / 転写因子 / 毛包幹細胞 / メンブレントラフィック / Sox / 毛包 / 幹細胞 / エンドサイトーシス / VPS34 / 遺伝子改変マウス / PI3キナーゼ |
研究成果の概要 |
オートファジーの異常が、様々な疾患の発症に関与していることが明らかにされつつある。私たちは、マウスでクラスIIIのPI3-キナーゼ(PI3K)の一つであるVps34を表皮特異的に欠損させると、尋常性乾癬に類似した病変が形成されることを見出した。乾癬では表皮が異常に肥厚することから、幹細胞との関係が示唆される。幹細胞の研究の一環で私たちは、転写因子Sox13が、新たな毛包幹細胞のマーカーになりうることも見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食事の西洋化に伴い、わが国では尋常性乾癬の患者が増加し、メタボリック症候群との関連も注目されている。本研究で私たちが作製した、表皮特異的なVsp34欠損を基盤とする新しい乾癬モデルは、乾癬発症におけるオートファジーの役割の解明につながる可能性がある。また、Sox13は、新しい毛包幹細胞マーカーとして、幹細胞研究の発展に寄与すると考えられる。
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