研究課題/領域番号 |
17K16331
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
藤木 明子 金沢大学, 医学系, 助教 (30746384)
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研究協力者 |
濱口 儒人
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | SAFB / 自己抗体 / 膠原病 / 間質性肺疾患 / 抗SAFB抗体 / 膠原病関連自己抗体 |
研究成果の概要 |
膠原病では抗核抗体および疾患特異的自己抗体が高率に検出される。それぞれの自己抗体は臨床的特徴を有している。我々は免疫沈降法による自己抗体のスクリーニングにて160kDa蛋白に対する新規自己抗体を検出した。MS解析にて抗原蛋白はscaffold attachment factor Bと判明した。抗SAFB抗体は全身性強皮症や多発性筋炎、皮膚筋炎、間質性肺疾患の患者で認められ、レイノー現象や爪上皮出血点を有していた。抗SAFB抗体は間質性肺疾患に関連した新規膠原病自己抗体であると考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠原病における自己抗体の役割は未だ明らかではないが、個別の疾患特異的自己抗体は特徴的な臨床像と結びついているため、膠原病診療において自己抗体を同定することは重要である。しかし、既知の自己抗体以外にも対応抗原が未知の自己抗体が多数存在している。未知の自己抗体を解析することにより、合併症に注意しながら診療することができる。
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