研究課題/領域番号 |
17K16335
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
大沼 毅紘 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (80793116)
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研究協力者 |
猪爪 隆史
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 抗PD-1抗体 / 治療抵抗性 / MHC class I消失 / 腫瘍浸潤リンパ球 / 免疫チェックポイント阻害剤 / メラノーマ / B2M / 再発 / TIL / 治療抵抗性因子 |
研究成果の概要 |
抗PD-1抗体によるメラノーマ治療では、最初に効果があっても途中で効果が無くなる現象が散見される。本研究では、長期効果があった病巣と途中で効果がなくなった病巣の状態を比較した。その結果、長期効果があった病巣ではすでにがん細胞が無くなっており、途中で効果がなくなった病巣ではT細胞の能力は維持されていたが、がん細胞がT細胞に認識されるときに必須の分子、MHC class Iが消失していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗PD-1抗体を用いて治療中のメラノーマ病巣内のがん特異的T細胞とがん細胞の状態を直接解析して明らかにした研究はまだ少ない。今回我々が得た知見は、免疫チェックポイント阻害剤を含むがん免疫療法の明らかな限界を示すと同時に、同様の研究をより多くの症例で実施することによって、抗PD-1抗体療法に本質的で臨床判断に役立つ有用なバイオマーカーをもたらす可能性を示した。
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