研究課題/領域番号 |
17K16343
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
石元 達士 高知大学, 医学部附属病院, 医員 (40750039)
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研究協力者 |
佐野 栄紀
高石 樹朗
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 表皮角化細胞 / 増殖・分化 / スプライソソーム / 皮膚炎 / 増殖 / 分化 |
研究成果の概要 |
Ahedは、血球の増殖・分化に重要な働きを担う遺伝子として同定された。Ahedは皮膚表皮においても発現していることから、表皮細胞の増殖あるいは分化に何らかの役割を担うと推測された。表皮におけるAhedの機能を明らかにする目的で、タモキシフェン誘導性表皮特異的Ahed欠損マウスを作成した。このマウスから表皮角化細胞を調製し、活性型タモキシフェン (4OHT)を作用させると、コロニー形成能が著しく阻害された。また、マウスの背部皮膚に4OHTを外用すると、表皮は萎縮し、表皮および毛包上皮内に死細胞が確認された。以上、Ahedは表皮細胞においても増殖・分化に関わっていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究成果より、Ahedは表皮角化細胞の分化・増殖に関わり、正常皮膚の機能維持に寄与している事が示された。この分子機構が解明されれば、増殖異常あるいは角化異常を呈する各種皮膚疾患の理解が深まる可能性がある。また、創傷治癒や再生医療に関しても大きな貢献があると期待される。
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