研究課題/領域番号 |
17K16346
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
広瀬 晴奈 大分大学, 医学部, 助教 (50750915)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 抗菌ペプチド / TRAF6 / mBD14 / 表皮角化細胞 / ランゲルハンス細胞 / defrnsin / 黄色ブドウ球菌 / 炎症性皮膚疾患 / defensin / ディフェンシン / 遺伝子欠損マウス |
研究成果の概要 |
(1)表皮角化細胞特異的TRAF6欠損マウスでは、ランゲルハンス細胞特異的TRAF6欠損マウスと比較し、定常状態におけるmBD14発現レベルが低下していた。この結果は、定常状態の表皮でのmBD14の発現における表皮角化細胞のTRAF6の重要性を示唆する。 (2)黄色ブドウ球菌によるmBD14の発現上昇反応が、ランゲルハンス細胞特異的TRAF6欠損マウスでは維持されたが、表皮角化細胞特異的TRAF6欠損マウスでは抑制された。この結果は、黄色ブドウ球菌の経皮的侵入によるmBD14発現誘導における表皮角化細胞のTRAF6の重要性を示唆する。しかし、より安定性の高い実験系で再現性を確認する必要が有る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表皮角化細胞のTRAF6が、黄色ブドウ球菌に対する皮膚の防御反応において重要な蛋白質である抗菌ペプチドの発現誘導において重要な分子で有る可能性が示された。本研究によって、様々な皮膚の炎症性疾患の病態において重要な、皮膚における抗菌バリア機能の機序の一端が明らかになろうとしている。
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