研究課題/領域番号 |
17K16354
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
藤澤 大輔 日本大学, 医学部, 兼任講師 (70793644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マスト細胞 / 慢性特発性蕁麻疹 / MrgX2 / 線維芽細胞 / substance P / 慢性蕁麻疹 |
研究成果の概要 |
マウスを使用した研究では線維芽細胞とマスト細胞を共培養することでマスト細胞が成熟する。そこでヒト皮膚由来線維芽細胞と、ヒト由来の末梢血中マスト細胞や滑膜マスト細胞の共培養を行い、MrgX2のマスト細胞上でのmRNAレベルとタンパクレベルでの発現の上昇を確認した。有意な結果は得られなかった。単独でのマスト細胞の培養で、MrgX2の発現が上昇がみられるものもあり、共培養による変化でマスト細胞の成熟は確認できなかった。しかし単独でMrgX2の発現の上昇がみられたのは意味があると判断した。共培養にヒト由来皮膚マスト細胞を実験系に組み込むことが今後の課題と思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性蕁麻疹患者では様々な原因で発症されることが今までの研究で示されているが、そのほぼ多くはまだ特定されていない。特に、疾患の重症度ごとに慢性特発性蕁麻疹は様々な薬剤が効果がなく、原因を究明することが課題となっている。今回のような解析をさらに発展させることは、蕁麻疹だけではなく慢性疾患である乾癬・アトピー性皮膚炎など新規治療戦略を開発する場合に極めて重要となり、新規治療により現在の治療法では難治な患者に恩恵をもたらす可能性がある。
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