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精神疾患死後脳における分子発現変化の脳内分布解明のための内部標準遺伝子同定

研究課題

研究課題/領域番号 17K16372
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関金沢大学

研究代表者

川端 梨加  金沢大学, 医学系, 研究員 (70726207)

研究協力者 ルイス デーヴィッド  
坪本 真  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード内部標準遺伝子 / 死後脳 / real-time PCR / 領域 / 診断 / ハウスキーピング / 統合失調症 / 大脳皮質 / RNA integrity number / RNA
研究成果の概要

精神疾患の分子基盤の理解には、患者および健常者から得られた死後脳の複数の領域における遺伝子発現評価が必要である。本研究では、死後脳における遺伝子発現の正確な定量に必要な1)RNAの保存状態の評価および2)発現の安定した内部標準遺伝子の同定を患者と健常者の大脳皮質4領域より抽出したRNAを用いて行った。RNAの保存状態は、患者では脳の前方で高く後方で低い傾向を認めたが、対照者ではこのような領域間の差を認めなかった。さらに、一般的に使用されている8種類の内部標準遺伝子から疾患の有無および領域の違いにより影響を受けにくいものとしてPPIA, GAPDH, PSMB2を同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神疾患では有効な治療法が確立されていない難治性の症状が多く存在し、それに対する治療法の開発には、分子レベルでの病態解明が重要である。そこで、ヒト死後脳を用いた遺伝子発現の解析がRNAレベルで多く行われている。本研究から、1)対象となる領域ごとにRNAの保存状態を把握する必要があること、2)疾患の存在による影響を受けにくい内部標準として3つの転写産物が有用であることが反映した。これらの情報は、ヒト死後脳組織における遺伝子発現の解析を正確に行う上で役立つ。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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