研究課題/領域番号 |
17K16392
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
松岡 照之 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40636544)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 松果体 / アルツハイマー型認知症 / 軽度認知障害 / 松果体体積 / 睡眠障害 / 軽度行動障害 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease: AD)では松果体体積が減少しているので、松果体体積に注目して研究を行った。ADの診断補助として、松果体体積のみを用いた場合は、診断能はそれほど高くなかったが、松果体体積と海馬体積とを組み合わせると診断能は上がり、ADの診断補助に有用であった。ADの前駆段階と考えられている軽度認知機能障害(mild cognitive impairment: MCI)において松果体体積が減少していると、ADへの移行する危険性を高めており、松果体体積の減少は臨床場面において、AD移行の予測因子として有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease: AD)の原因は、いまだ十分には解明されていない。ADでは松果体体積が減少しているが、今回の研究で松果体体積の減少は軽度認知障害(mild cognitive impairment: MCI)の時点ですでに生じており、松果体体積減少がAD発症の予測因子として臨床場面において使える可能性がある。さらに、松果体体積がいつの時点から減少しているのかを調べたり、メラトニンとAD発症の関係などについて調べる事により、ADの治療法の開発につながる可能性がある。
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