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治療効果向上と適応拡大を目指したBNCT用ナノ粒子

研究課題

研究課題/領域番号 17K16419
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 放射線科学
研究機関筑波大学

研究代表者

石田 俊樹  筑波大学, 附属病院, 医員 (80795716)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードBNCT / ナノ粒子 / ホウ素化合物 / 放射線 / ホウ素中性子補足療法
研究成果の概要

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、ホウ素と中性子の核反応を用いた放射線治療である。ホウ素は、ホウ素化合物として体内に投与されるが、この化合物の腫瘍への集積は必ずしも高くない。
腫瘍内に10Bを集積させる高分子材料として、ポリエチレングリコール(PEG)とポリ乳酸からなるブロック共重合体(PEG-b-PLA)を合成し、そのPEGの末端にフェニルボロン酸(PBA)を導入した。得られた高分子(PBA-PEG-b-PLA)は、優れた安定性と、がん細胞を選択的に認識することが確認された。ヒト乳がん細胞やマウスメラノーマ細胞を用いたin vitro集積能の評価では、細胞質へ集積することを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ドラッグデリバリーシステムを用いた安全性と有効性を併せ持つBNCT用ナノ粒子(BNP)を用いて、従来の治療対象の癌に対する既存のホウ素化合物への優位性を調べることやBNPの集積する新たな癌の探索を行うことで、BNCTの治療効果向上と適応拡大が期待できる。新規BNPの開発はBNCTが今後新たな放射線治療として世間的に広く普及していく為の基礎的研究として不可欠と考えられる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放射線治療が奏功した孤立性線維性腫瘍の1例2018

    • 著者名/発表者名
      石田俊樹
    • 学会等名
      日本放射線腫瘍学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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