研究課題/領域番号 |
17K16421
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
渋谷 圭 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (50511490)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 放射線治療 / 肝細胞癌 / 重粒子線治療 / 費用対効果 / 局所進行肝癌 / ソラフェニブ / 費用効果分析 / 粒子線治療 / QOL |
研究成果の概要 |
研究計画に基づき対象症例の選択、抽出を行い、重粒子線治療群、標準治療群ともに効果指標に関わる臨床データ入力が完了した。本課題に関連するものとして、重粒子線治療群に対する標準治療であるソラフェニブ、および肝動注リザーバー療法の診療費用のデータの費用対効果分析を行い、第43回リザーバー研究会で発表、また、重粒子線治療とTACEの比較の費用対効果分析の結果についても第57回癌治療学会で発表、論文として公表予定である。本研究においては膨大な費用データの入力作業が研究遂行のボトルネックとなっていたが、平成30年度には医療情報部門の協力のもとプログラムを作成し、詳細な費用データが電子的に抽出可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現時点での解析結果として、効果指標に関しては重粒子線治療群が優れており、重粒子線治療群の診療費用は標準治療群と比較してやや高額となっていた。すでに費用・臨床データとも詳細な分析が可能な状態となっているため、今後LY(life year)を効用値、効果値としてICERを算出し、費用対効果分析を実施する予定となっている。今回の研究で用いた手法により医療に関する費用データの抽出が電子的に可能となったため、他疾患の解析、粒子線治療と他標準治療の比較に広く応用可能であると考えられる。これらのデータは今後の医療資源の適正配分に資することが期待される。
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