研究課題/領域番号 |
17K16436
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高橋 洋人 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20617352)
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研究協力者 |
渡邉 嘉之 大阪大学, 医学系研究科 次世代画像診断学共同研究講座, 教授 (20362733)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脳神経線維変性のより詳細な定量解析 / 細胞内の制限拡散 / 細胞間の束縛拡散 / NODDI / DWI / アルツハイマー病 / 定量的評価 / Echo-planar 2D拡散強調画像 / 3D volume MRI / 撮像条件を決定 / NODDI Matlab toolbox / 正常脳神経線維の状態を把握 / 脳実質の形状を把握 / 磁気共鳴拡散強調画像 / MRI |
研究成果の概要 |
磁気共鳴拡散強調画像(MRI)による、NODDI (neurite orientation dispersion and density imaging)モデルを用いた脳神経線維変性のより詳細な定量解析の臨床可能性について検証を行っている。現在、実臨床でのアルツハイマー病が疑われている患者を対象とする検証を行い、それが通常の臨床検査において問題なく施行可能であることがわかった。その診断への有用性につき、さらに検証中。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRIによる、NODDIモデルは、すでにパーキンソン病など他の変性疾患への有用性の報告がでている。アルツハイマー病に関するMRIの有用性は、NODDIと同様の拡散イメージング手法である拡散テンソル画像での報告があるが、NODDIは上述のようにより詳細な神経変性の定量評価にてアルツハイマー病による神経変性を高感度で評価できることが期待されている。アルツハイマー病を含む変性疾患は早期診断と治療介入が重要であり、NODDIを用いて早期の疾患関連神経変性を定量することで、早期診断、或いは将来的にMCI(早期認知障害)患者を評価することによる発症予測因子への応用の可能と期待できる。
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